ブランドイメージとは?ブランド価値を向上させる戦略と事例を徹底解説

ブランディングの専門家・中江 翔吾

ブランドイメージ

「ブランドイメージって何?」
「ブランドイメージは大切?」
「ブランドイメージを高め方を知りたい!」

ブランドイメージは、事業の売上を決定づける非常に重要な要素です。

どれだけ実体として、商品・サービス力が高くても、ブランドイメージが低ければ、ターゲット顧客に売れません。

今の時代は、どんな業種業界であっても成熟化が進み、商品・サービスの機能的価値が全体として上がっているので、そんな中でも選ばれるには、ブランドイメージを高める施策を意図的に実行していくことが非常に重要です。

ブランドイメージが高まっていくと

  • 集めたい理想の顧客が集まる
  • 競合他社との明確に差別化ができる
  • 高単価でも商品・サービスが売れる
  • 安定して新規集客数を確保できる
  • ブランドのファン化が容易になる

など、様々なメリットがあります。

中江 翔吾
中江 翔吾
というわけで、こんにちは!ブランドコンサルタントの中江です。

今回の記事では、そんなブランドイメージについてお伝えしていきたいと思います。

この記事を読んでいただければ、ブランドイメージに関する基礎的な知識や成功事例だけでなく、具体的にどう実践していけばいいのかまでが分かるようになっています。

ぜひ、最後までお読みください!


1.ブランドイメージとは

まずは「ブランドイメージとは何か?」について解説していきたいと思います。

1-1.ブランドイメージの意味

ブランドイメージとは、ブランドを認知した時に、頭の中で形成されるブランドに対する印象のことです。

ブランドイメージは、

  • ロゴ
  • WEBサイト
  • パッケージ
  • SNS
  • 広告
  • 店舗(外観・内観)

など、様々なタッチポイントを通じて、文章・画像・動画によって形成されます。

ブランドイメージ
画像出典:https://www.nikon-image.com/

例えば、カメラ一つとっても、

  • 国産・老舗で、全体的に品質が高い
  • 簡単操作で、初心者からでも扱いやすい
  • 写真だけじゃなく、4K動画が撮れるので、動画撮影も楽しめる
  • 機能性だけでなく、クラシカルでお洒落

など様々な印象を持たせることができます。

人はこの形成された印象によって、自分の価値観に合ったブランドを選択します。

それぞれのブランドには

こんなお客さんに来てもらえれば理想

 

というようなターゲット顧客がいると思います。

それを集められるかどうかは、ブランドコンセプトに基づき、どんなコンテンツを作り出し、ブランドイメージをいかに作り出すかによってかかっています。

1-2.ブランドイメージを高めることの重要性

また

ブランドイメージを高めることが重要だ

ということはよく言われるわけですが、これは何故なのかというと、ブランドイメージが知覚品質を形成するからです。

知覚品質とは、商品・サービスの実体の品質ではなく、知覚することで形成されるイメージの品質です。

この知覚品質が高い商品・サービスほど、新規購入者は増えていく傾向にあります。

当たり前ですが、そのブランドの商品・サービスをまだ購入したことがないという人は、体感していないので、その商品・サービスの本当の品質というのは分かりません。

だから、最初に選ぶ時は、広告などを通じて感じ取れる、イメージとしての品質で購入するかどうかを決めます。

例えば、「VORONOI(ボロノイ)」というジュエリーブランドの「MINAMO」というシリーズがあります。

このシリーズのコンセプトは

光る水面のように輝くジュエリー

です。

動画を再生してもらえればわかるのですが、このような輝き方をするようなジュエリーは見たことがないと思います。

実はこの商品はマクアケというクラウドファンディングのプラットフォームで、2021年の9月15日時点で、6000万円以上も売り上げた大ヒット商品です。

では、なぜ、これだけ多くの人の支持を得ることができたのかというと、プロダクトのコンセプトも、もちろん素晴らしいのですが、それに加えて、販売ページのトップに表示されているこの動画の影響が大きいと思います。

光る水面のように輝くジュエリー

と言葉や写真だけで言われても伝わりませんが、その実際に輝いている様子を動画にすることで、その価値が伝わるから購入に繋がるのです。

どれだけ実体としての品質が素晴らしくても、イメージとしての品質が低ければ購入にはつながりません。

例えば、実際に食べてみれば、誰もがファンになるような美味しい料理があったとしても、その料理の写真がぼやけていたり、美味しそうに撮れていなかったら、まず誰も食べに行こうとは思わないわけです。

だからこそ、ブランドイメージを向上させていくことが重要になってきます。

2.ブランドイメージを向上させる方法

では、次に具体的に、ブランドイメージを向上させる方法について解説していきたいと思います。

2-1.ブランドイメージの設計

ブランドイメージを向上させていくためには、まずは、

どんな人に、どういうイメージを抱いてもらいたいのか?

というブランドイメージを明確に設計する必要があります。

なので、まずはブランドイメージの設計法についてお話しします。

2-1-1.ターゲットの設定

ブランドイメージを設計するための最初のステップが、ターゲットの設定です。

まずは、ブランドに対してプラスのイメージを抱いてくれるターゲットを設定していきます。

最終的に、ブランドイメージを向上させる施策というのは様々行っていくわけですが、まず抑えておかないといけないのが、その施策を行ったとしても、すべての人がそのブランドへのイメージを向上させるわけではないということです。

例えば、先ほどのMINAMOのジュエリー紹介動画を見ても、思わず「欲しい!」と思う人もいれば、私のように男性であれば、そもそもこのジュエリーをつけることはあり得ないので、何とも思わないということもあります。

全ての人は

何に価値を感じるのか?

という価値基準がそれぞれ違うので、全ての人に響くブランドというのは作ることができません。

だからこそ、まずは、

どんな人に必要としてもらいたいのか?

を明確に言語化しましょう。

その時には、単純に

  • 年齢
  • 性別
  • 居住地
  • 家族構成
  • 仕事
  • 年収
  • 趣味
  • 性格
  • 価値観
  • ライフスタイル
  • 願望
  • 不満

といった属性を書き出すだけでなく、具体的に実在する人物の名前も一緒に書き出すといいでしょう。

属性だけを書き出して、人物像を構成したとしても、それは実在しない人物になるので、ぼんやりとしたターゲット像にしかならなりません。

例えば、

  • 16〜18歳
  • 女性
  • 東京に住んでいる
  • 女子校に通っている
  • ダイエットしたいと思っている

といった架空のターゲットを設定しても、自分自身が男性であれば、このターゲットの心までは捉えることができません。

具体的には

  •  なぜ、ダイエットをしたいと思っているのか?
  • どんな体の悩みや不調があるのか?
  • どんな日常を送っているのか?
  • どんな価値観を持っているのか?
  • 今不安に思っていることは何なのか?

といったことをありありとリアルに想像することはできません。

この具体的で、リアルな想像を抜きにして、ターゲットの心に響くブランドイメージを設計することはできません。

なので、属性でターゲットを絞り込んだ後は、実在する人物と直接コミュニケーションを取り、心を理解しておくことがポイントになります。

特に設定したターゲットと直接コミュニケーションを取ったことがない場合は、積極的にコミュニケーションを取るようにしてください。

2-1-2.ブランドコンセプトの言語化

ターゲットを設定したら、次にブランドコンセプトの言語化を行なっていきます。

ブランドコンセプトとは

ブランドの価値の方向性を示す概念

のことです。

ブランドには様々な価値の方向性があります。

例えば、美容院一つとっても

  •  10分でスピーディーにカットが終わる美容院
  • メイドのコスプレをした女性に髪を切ってもらえる美容院
  • ワンランク上の身だしなみが必要な30代以上の男性のための美容院

など、様々な方向性を提示することができます。

これこそがブランドコンセプトであり、重要なのは、これをはっきりと示すことです。

これをターゲット顧客に対して、明確に示すことで、集めたい顧客層を集めることができます。

例えば、「10分でスピーディーにカットが終わる美容院」と言語化して、示せば、

美容院で髪を切ることに時間を割きたくない。できるだけ安く済ませたい

という顧客層を集めてくることができます。

つまり、言語として

どんなブランドなのか?

を瞬時に認識させるのがブランドコンセプトであり、これがブランドイメージを形成する根幹になります。

ブランドコンセプトを作成する際のポイントは、まずは「ブランドプロミス」を作成することです。

ブランドプロミスとは、

このブランドと関わると、こんな未来が待っていることを約束する

という顧客へのブランドとしての約束のことです。

例えば、

私たちの美容院に来ていただければ、10分でスピーディーに身だしなみが整います

というブランドプロミスを設定するという具合ですね。

これを設定することで、

こんな理想の未来に行けるなら、このブランドと関係性を築こう

となります。

なので、まずはこれを言語化してみてください。

ブランドコンセプトは、このブランドプロミスを表現としてブラッシュアップしたものになります。

例えば、

私たちの美容院に来ていただければ、10分でスピーディーに身だしなみが整います

これだと表現としてやや長いので、もう少し端的に

10分の身だしなみ(QBハウス)

という表現にまとめると、ブランドコンセプトになります。

こういうまとまった表現を作成するには

  • ターゲット
  • ブランドプロミス
  • 選ばれる理由(特徴・実績・独自性)

などからキーワードを組み合わせて、キャッチコピー風に表現を作成していくのがコツになります。

ブランドコンセプトの作成については、以下の記事でも詳しくお話しているので、より深く知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

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2-2.ブランドイメージを意図的に形成する

では、続いては、ブランドイメージを具体的に形にして、ブランドが意図した印象を抱いてもらえるように設計していきます。

2-2-1.タッチポイントの整理

ブランドイメージは、ターゲットの顧客層とブランドとの接点から生まれます。

例えば、カレー屋をやっているのであれば

  • ロゴ
  • ホームページ
  • 食べログ
  • Instagram
  • TikTok
  • チラシ
  • 店舗(外観・内観)
  • LINE

などのタッチポイントを通じて、

このカレー屋は美味しいんだろうか?私にとって魅力的なのか?

ということを様々な視覚・文字情報から読み取っていき、ブランドイメージを形成していきます。

理想は、このタッチポイント全てがブランドコンセプトに基づいて設計されており、全体に統一感があって、集めたいお客さんを集めることができている状態を作ることです。

なので、まずは、このタッチポイントを整理していきましょう。

2-2.2.コンテンツ作成

タッチポイントが整理できたら、次は、タッチポイントで伝えるコンテンツを作成していきます。

ブランドイメージは大きく分けて

  • 文字情報:コピー
  • 視覚情報:デザイン、写真、動画

によって形成されます。

これはどちらかを整えれば良いというわけではなく、両方セットで整えていくことが重要です。

文字情報だけが整っていても、瞬間的なビジュアルの印象がブランドイメージに沿っていなければ、興味を持たれませんし、視覚情報だけが整っていても、瞬間的な興味は持たれますが、中身を理解されません。

特にまず、最初に整えるべきなのは、新規の見込み客が成約を決めるメディア(成約メディア)です。

どのメディアが成約メディアにあたるかは、業種・業界によって変わりますが、大きく分けて

  • ホームページ
  • ポータルサイト
  • ブログ

などがこれに該当します。

ブログ・SNS・広告などで、新規の見込み客の認知を拡大した後に、最終的に訪れるのは上記のメディアです。

ここでブランドイメージが形成され、成約が決まります。

なので、ここをブランドコンセプトに基づいた文章を作成していきましょう。

そして、このメディアを整えた後は

  • メールマガジン
  • LINE

等で配信していくコンテンツを作成していきます。

この2つのメディアは、新規の見込み客に対するコンテンツ提供を通じて、ブランドイメージを形成し、成約に繋げていくメディアになります。

メルマガとLINEにはステップメールという機能があり、登録した全員に共通して配信していくコンテンツを設定することができます。

ステップメール

なので、一度、コンテンツの配信設定しておけば、LINEに登録した見込み客の人に対して、意図したブランドイメージを共有していくことが可能となります。

例えば、歯科医院のブランドイメージをLINEで構築するのであれば

一流の人だけが知っている、健康な歯の守り方

というようなコンテンツを作成し、このテーマに則りつつ

 

 

  • 他の歯科医院との違い
  • 治療実績
  • どんな方に来てもらいたいのか?
  • 来ていただいた方にどうなってもらいたいのか?
  • なぜ、この歯科医院を始めたのか?
  • 歯の治療において何を大切にしているのか?

など、この歯科医院の背景を共有していけば、ブランドイメージを構築していくことが可能となります。

また、LINEやメールマガジンは、ホームページやポータルサイトと違って、こちらから見込み客にプッシュ型でコンテンツを届けることができます。

相手から登録解除されない限り、何度でも接触することができるので、ブランドの関係性を縮めることもできます。

なので、このLINEやメールマガジンを通じても、ブランドイメージを形成していくことは非常に重要なポイントとなります。

2-2-3.デザイン制作

では、続いては、ブランドイメージをデザインに落とし込んでいきます。

コンテンツはあくまでも言語であり、もちろん言語によってもブランドイメージを形成していくことはできるのですが、それよりも瞬間的にイメージを決定づけるのが、デザインや写真や動画などの視覚的な情報です。

雑誌モデルのような小顔になれる

と言葉で言われるよりも、実際の施術を受けた後のビフォーアフターを写真で見せてもらう方が伝わります。

そして、視覚的情報を扱っていく上で、重要になってくるのが「統一感」です。

この統一感には

  • コンセプトと整合性が取れている
  • 他の場所とも整合性が取れている

という2つの意味があります。

まず、重要なのは、作成したブランドコンセプトに合致する視覚的情報のテイストを見つけるということです。

テイストというのは

  • 女性
  • 男性
  • シンプル
  • 高級感
  • スタイリッシュ
  • 上品
  • かわいい
  • ポップ
  • にぎやか
  • かっちり
  • 優しい
  • ナチュラル
  • 爽やか
  • 信頼感
  • 清潔感
  • イラスト
  • 手書き
  • 和風

というようなものです。

あくまでも一例ですが、ブランドを視覚的に表現する際に、最適なテイストのキーワードを見つけるのが大切です。

女性的で、シンプルで、清潔感がある

というように複数組み合わせてもいいです。

そして、その上で、ブランドのキーカラーも決めていきましょう。

全ては、ブランドコンセプトから逆算して決めていくことが大切です。

テイストが見つからないという場合は、一度、競合リサーチをしてみて、競合がどんなブランドコンセプトを持ち、どんなテイストを持っているのかを整理していきましょう。

そうすると、ブランドと近いもの、遠いものを分類できるようになると思います。

また、最終的に、ブランドの存在というのは、リアル・ネットを通して、様々な場所で露出していきます。

その中で、統一感がなければ、同一ブランドとして認識されないので、露出していく場所は、全て同一テイストで揃えていくことが重要になります。

これが決定すれば、あとは、タッチポイントのリストに基づいて、デザインを制作していきましょう。

4.ブランドイメージを向上させたいと思っている全ての方へ

今回の記事では、ブランドイメージに関する基礎知識や方法論を様々な角度でお伝えしました。

ぜひ、今回の記事を読んで、ブランドイメージの改善に取り組んでみてくださいね。

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中江翔吾
中江翔吾
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