セルフブランディングとは?個人をブランド化する方法を徹底解説
ブランドコンサルタント・中江 翔吾
「セルフブランディングって何?」
「セルフブランディングは具体的に何から始めればいいの?」
セルフブランディングは、個人事業主など、個人を主体に事業をされている人にとって、必要不可欠なマーケティング手法です。
セルフブランディングができるかどうかで、事業の結果は大きく変わります。
セルフブランディングとは、
自分自身(個人)をブランディングする方法
のことです。
個人のブランドを確立できるようになると、
- 商品・サービスの質
- 価格
を超越して
あなただから仕事をお願いしたい
という人が列をなしてやってきて、比較検討せずに、選ばれるようになります。
現在、私はブランドコンサルタントとして活動していますが、元々は「ホームページ制作」をメイン商品として扱うフリーのWEBデザイナーでした。
活動当初は、ホームページ制作1件5万円と非常に格安で請け負い、泥臭く営業活動に走り回って、疲弊しきっていましたが、今回の記事で紹介するセルフブランディングの方法を実践したら、受注金額は25倍以上に跳ね上がり、制作の依頼は最長で半年待ちにもなりました。
相場よりも遥かに高い金額でしたが、仕事の依頼は絶えることはありませんでした。
私が実践してきたセルフブランディングの方法は、どんな業種業界でも通用します。
今回の記事では、そんなセルフブランディングについてお伝えしていきたいと思います。
この記事を読んでいただければ、セルフブランディングに関する基礎的な知識や成功事例だけでなく、具体的にどう実践していけばいいのかまでが分かるようになっています。
ぜひ、最後までお読みください!
1.セルフブランディングとは
まず最初に、セルフブランディングとは何かについて解説していきます。
1-1.セルフブランディングの意味
セルフブランディングとは、自分自身(個人)をブランディングする方法のことです。
なので、セルフブランディングについて理解するためには
ブランディングとは何か?
をまず理解しておく必要があります。
これは「ブランディングとは?正しい意味と実行4ステップを完全解説」という記事でも解説しましたが、
- 認知度
- 知覚品質
- ロイヤルティ
という3つの要素(ブランド力)を高めていくことが「ブランディング」です。
事業において決定的に重要なのは「選ばれること」です。
当たり前ですが、どんな業種業界であれ、そのブランドが誰からも選ばれなくなれば、潰れてしまいます。
では、どうすれば、選ばれるような存在となれるのか?
その際に決定的に重要になるのが
- 認知度
- 知覚品質
- ロイヤルティ
という3つの要素なのです。
認知度とは、そのブランドの存在を認識している人が、どれだけ多くいるのかという度合いのことです。
人が何か商品・サービスを購入する時には、頭の中で思い浮かぶ、自分独自の選択肢から選びます。
その選択肢は
- 以前も利用したことがあった
- 友人・知人から紹介された
- インターネットで検索していてたまたま知った
など、様々な経験によって、独自に形成されます。
ポイントは、この際に、世の中に存在する全ての選択肢を考慮に入れて、選んでいるというわけではないことです。
例えば、洗濯機を購入しようとしていても、国内外にある全ての洗濯機ブランドが頭に入っていて、そこから選ぶわけではありません。
そのタイミングで、自分の手の届く範囲で、思いつく選択肢の中から選びます。
その時に重要になるのが、ブランドの存在を認知してもらえているということです。
そもそもブランドの存在を認知すらしてもらえてなければ、選択肢にすら入らないので。
10人しか認知していないブランドよりも、100人が知っているブランドの方が選ばれる可能性は非常に高いのです。
これが認知度を高くする重要性です。
次の知覚品質について。
知覚品質とは、そのブランドに対して抱いているイメージの品質のことです。
これも選ばれるために非常に重要な要素です。
人は、日々接する様々なブランドに対する情報や、自らの体験によって、ブランドに対するイメージを形成します。
例えば、ニコンのCMやウェブサイトを見たユーザーは
ニコンは国内でトップクラスに高品質なカメラブランドだから、ニコンを選べば間違いはない
という印象を抱くかもしれません。
もし、そういう印象を抱かれれば、「選ばれる」可能性というのは飛躍的に高まります。
これが知覚品質です。
実際のカメラの品質ではなく、ブランドのイメージとして抱かれる品質を上げていくことが、選ばれることに繋がるんですね。
最後に、ロイヤルティですが、これは顧客の忠誠度のことです。
一度、商品・サービスを購入した顧客の忠誠度が高ければ
- 口コミ
- リピート
が起こります。
一方で、顧客の忠誠度が低ければ、リピートされずに、他のブランドに移られたり、ブランドに対する悪い評判を流されたりします。
なので、このロイヤルティを高めることも「選ばれること」に繋がります。
そして、
- 認知度
- 知覚品質
- ロイヤルティ
という3つの力が究極的に高まっていくと、
このブランド以外の選択肢はあり得ない
という印象が形成されていきます。
そうなってくると、比較検討されずに選ばれる存在になっていきます。
この状態を組織的に目指していくのが、ブランディングです。
セルフブランディングは、このブランディングのスキームを、個人(自分自身)に当てはめたものになります。
最終的には
あなた以外の選択肢はあり得ない
と言われるような状態を目指していきます。
1-2.セルフブランディングとパーソナルブランディングの違い
また、セルフブランディングと似ている言葉として、「パーソナルブランディング」という言葉があります。
両者ともブランディングをしていく対象は、個人なのですが、大きな違いとしては、組織に属しているかどうかで名称が変わります。
具体的には
- セルフブランディング:組織に属していない個人
- パーソナルブランディング:組織に属している個人
という風に分かれます。
セルフブランディングは組織に属していない個人をブランディングすることを指すので、主に、個人事業主やフリーランスの方を指す言葉になります。
例えば、フリーランスのWEBデザイナーが、自身の「認知度」を高めるために、ブログやSNSで情報発信を始めることは、セルフブランディングの活動の一環になります。
組織に所属していないので、ブランディングに関する方針は、全て自分自身で決定していくことになります。
一方で、パーソナルブランディングは、会社組織の中の経営者や従業員が実施するブランディング活動のことを意味します。
その際のブランディングの方向性というのは、組織のブランディングの方向性と整合性が取れるようにします。
例えば、芸能事務所に所属するアイドルなんかが分かりやすいかもしれません。
芸能事務所には、アイドルをどのように売り出したいのかという明確な方針があって、アイドルたちは基本的にその方針に沿って、活動を実施します。
自分の都合で好き勝手に、ブランディングの方針は決めることはできません。
これがセルフブランディングとパーソナルブランディングの違いです。
1-3.セルフブランディングのよくある誤解
一般的に、セルフブランディングとは
自分を凄い人物かのように演出すること
だと思われているのですが、これは大きな誤解です。
例えば、その典型例が、闇金ウシジマ君の映画Part3に出てくる「天生翔」が伝えるセルフブランディングのメソッドです。
画像出典:http://ymkn-ushijima-movie.com/
天生翔はブログやSNSを使ってアフィリエイトする方法を教える、半年で100万円の天翔塾を運営しています。
アフィリエイトとは、自分のメディアを通じて、他人の商品を紹介して、紹介料をもらうというビジネスです。
例えば、100万円の天翔塾を、自分が発信するブログやSNSを通じて、紹介し、そこから売れたら、40万円の報酬が入るというようなイメージですね。
では、どうやって、生徒は、天翔塾を売ればいいのか?
この塾で教えているメソッドは
実際にまだ自分が稼いでいなくても、お金や人脈を持って、成功しているというアピールをブログやSNSで発信しなさい。そして、それに興味を持った人たちに、あなたも同じ未来にいけると背中を押して、天翔塾を買ってもらってください
というものです。
ポイントは、まだ自分が成功していないにも関わらず、さも、結果を出していることをアピールするということです。
生徒のブログには
バカでもわかる秒速20万円稼ぐ法則
というようなド派手なキャッチコピー が並びます。
でも、じゃあ、このキャッチコピーを掲げている生徒が、秒速20万円を稼げているのかというと、そうじゃないんですよね。
もし、このコピーが本当であれば、この生徒は、500秒で1億円を稼げているので、そもそも、情報発信などする必要はないはずです。
もちろん、自分を実態以上に凄そうに見せて、人から選んでもらえるようにすることはできます。
ですが、この状態を長く続けることはできません。
天翔塾に入る生徒は宣伝文句を見て
この塾に入れば、人生一発逆転できるほど、稼げるようになる
と思い込んで入ってきます。
ですが、実際にやってみて、上手くいかず、大半の生徒は結果が出ません。
そうなった時に、リピートはされませんし、天翔塾に対する悪い口コミを広げられてしまうでしょう。
ロイヤルティを高めることができないので、「選ばれる」という状態を長く続けることができないので、上手くいかないのです。
実態と明らかに乖離するように自分を演出するのは辞めた方がいいでしょう。
ブランドのスケールは、今の自分の実力以上のものにはなり得ません。
どれだけ凄腕のブランドコンサルタントにプロデュースしてもらったとしても、100円の価値しかないバスタオルを、1万円で売ることは不可能です。
あくまでも伝わっていない価値が伝わるように演出することがセルフブランディングでは重要です。
1-4.セルフブランディングの6つのメリット
では、続いては、セルフブランディングを実行するメリットは
- 市場で差別化ができ、比較検討されずに選ばれる
- プレミアム価格でも選ばれ、利益率が高くなる
- リピート率が向上し、売上が安定
- 新商品が売れやすくなる
- 多額の広告費をかけなくても、集客が安定する
- コラボレーション機会の増大
という6つがあります。
1-4-1.市場で差別化ができ、比較検討されずに選ばれる
セルフブランディングを実践し、ブランド力が高まっていくと、市場の中で見ても、差別化がされ、唯一無二の価値がある存在として認識されるようになります。
例えば、フリーランスのウェブデザイナーがセルフブランディングを実施し、
この人はウェブサイトを作る技術は卓越している。ただ単に、技術があるだけではなく、ブランドのコンセプトと、サイト制作の目的を踏まえた上で、作ってくれるから、本当に望む結果を手に入れることができるサイトを作ってくれる。また、レスポンスも早いし、人間的に見ても素晴らしい。これくらいできるウェブデザイナーは他には知らないな。
というような印象を与えることができれば、どうなるか?
当然ですが、何かウェブサイトが必要になった時に、まず、この人に連絡がいきます。
もう既にこの人の価値を認識しているので、わざわざ、時間と労力をかけて、有象無象いるウェブデザイナーと比較検討することもありません。
このような印象を不特定多数に与えることができれば、このウェブデザイナーに依頼が殺到し、営業活動は不要になります。
1-4-2.プレミアム価格でも選ばれ、利益率が高くなる
セルフブランディングを実践していくと、相場よりも高い価格でも選ばれるようになります。
上記のようなウェブデザイナーが「他にいない」のであれば、相場よりも高い価格でも、人はお金を払います。
例えば、その人のホームページ制作の費用が「100万円」だとします。
この価格は、ホームページ制作の相場は「5~50万円」くらいなので、一般的には高い値段です。
ですが、この人以外にホームページ制作を頼んでも、満足なクオリティーのサイトができないのであれば、他の人に頼むという選択肢はなくなります。
なので、ブランド力が高まっていけば、プレミアム価格でも選ばれるようになり、結果として、利益率は高くなります。
価格競争とは無縁になれるということですね。
1-4-3.リピート率が向上し、売上が安定する
セルフブランディングを実践していくと、顧客のロイヤルティが高まっていくので、
また、この人にお願いしよう
と自然と思うリピーターも増えていきます。
こういう無条件に自分を選んでくれるリピーターが増えれば増えるほど、売上は安定していきます。
1-4-4.新商品が売れやすくなる
また、顧客ロイヤルティが高まり、その人自身が信頼されるようになると、新商品をリリースした時にも、
この人が出す商品なら間違いない
と思い、多くの人が購入してくれるようになります。
ブランド力は、無形の資産になります。
その人自身にブランド力がつくと、スタートの時点で、同じような商品・サービスを販売している競合よりも、一歩抜きんでたポジションにも立てますし、新商品の情報も個人の口コミやメディア掲載によって拡散しやすくなります。
1-4-5.多額の広告費をかけなくても、集客が安定する
ブランド力が高まると、多額の広告費をかけなくても、集客が安定するようになります。
ロイヤルティが高いので、そもそもリピーターが多いですし、自然発生的な口コミも起こりますし、メディアの取材が来るようにもなります。
また、セルフブランディングは、ブログやSNSといったインターネットのメディアを活用して行う場合が多いので、コストをかけずに、安定的な集客の仕組みが作れてしまいます。
1-4-6.コラボレーション機会の増大
また、自分自身のブランドが確立していくと、個人や企業からコラボレーションのオファーが来るようになります。
市場においても差別化できていて、希少な価値があって、認知度が高く、影響力もあり、信用力もあって、熱心な顧客も抱えている個人を市場は放っておきません。
また、自分自身のブランド力が高まると、こちらからコラボレーションの依頼をしても、オファーが通りやすくなります。
コラボレーションをすることで、これまで未開拓だった新しい顧客層とも出会えることにもなりますし、自分一人では生み出せなかった新しい価値を持つ商品・サービスも提供できるようになります
2.セルフブランディングの実践方法
では、続いては、具体的なセルフブランディングの実践方法について解説をしていきます。
2-1.セルフブランドイメージの設計
まず、最初に実施するのは、セルフブランドのイメージ設計です。
ブランド力を高めるために決定的に重要なのは、競合から「差別化された状態」で認識されることです。
どんな業種業界であれ、競合は、個人であれ、企業であれたくさんいます。
例えば、自分自身がウェブデザイナーで、ウェブサイト制作ができるとしても、そういう技術を持っているプレイヤーは、個人でも企業でもたくさんいます。
しかも、インターネットがあるので、今は、そうしたプレイヤーに対しての情報を誰もが得ることができ、簡単に比較検討することができます。
そんな多くのプレイヤーがいる中で、自分のことを選んでもらうためには、自分自身を「特別な存在」だと認識してもらう必要があります。
こんなウェブデザイナーなんて、どこにでもいるよな
と思われてしまえば、選択肢にすら入れないからです。
もちろん、全ての人にとって「特別な存在」になることは不可能です。
どれだけ完成度が高いセルフブランディングを実施しても、人はそれぞれ価値観が違うので、それに共感できる人と共感できない人は出てくるからです。。
2-1-1.ターゲットを決める
だから、まず、最初に決めないといけないのは、ターゲットです。
ウェブサイトを制作したい
という想いを持っている人は本当に様々います。
例えば、
- 店舗の集客に繋げたい人
- 会社案内として簡単なサイトでもいいから必要な人
- ホームページは必要だが、資金がなくとにかく安くで作りたい人
- 個人をブランディングできるサイトが欲しい人
- ネットショップを作りたい人
など、様々です。
ターゲットを考える際には
- 年齢
- 性別
- 居住地
- 家族構成
- 仕事
- 年収
- 趣味
- 性格
- 価値観
- ライフスタイル
- 願望
- 不満
などの属性を考えてみるのが良いでしょう。
重要なのは「売れるかどうか」よりも「本音」で書いてみることです。
例えば、ウェブサイト制作の世界で言えば、最もニーズとして多いのが、
安くてもいいから、とにかく自分のサイトを持ちたい
という人です。
というのも、ブログやSNSなどのメディアが登場し、フリーランスという働き方が一般化してきて、その活動の際には絶対にウェブサイトは必要だからです。
ですが、そういう人たちのサポートを心からしたいと思えるのかは、一度検討する必要があります。
例えば、私がターゲットとしているのは
- こんな人の役に立ちたい
- こんな人を幸せにしたい
というような志を持った経営者や個人事業主の方です。
ホームページ制作は、その企業や個人の活動を広めることをサポートすることに繋がります。
だったら、売上を第一に考え、顧客や従業員の幸せをないがしろにする企業や個人よりも、人の幸せを願う企業や個人をサポートしたいと心から思っています。
これはあくまでも僕の本音であり、価値観です。
人は自分の本音や価値観を逸脱するような言動をするほど、モチベーションは下がり、事業は継続できなくなります。
なので、それを念頭に置いて、ターゲットを考えてみましょう。
2-1-2.理想世界を決める
次に決めるのは「理想世界」です。
これは、そのターゲットの人たちに対して、
自分と関われば、どんな未来に行けるのか?
を明確にしておく作業です。
インターネットでも、リアルでも、この理想世界が見えなければ、見込み客との関係性は築きようがありません。
全く関係性ができていない時に、人は
その人は何をできる人か?
というコンテンツにしか興味がありません。
例えば、どんなダイエット方法を試してみても、すぐにリバウンドしてしまうことを悩んでいる女性は「リバウンドせずに、確実に痩せることができる方法」を知っているダイエットコーチには興味を持ちます。
その人のSNSをフォローするかもしれませんし、ホームページを見にいくかもしれません。
たとえ、そのダイエットコーチのことを全く知らなくても、そういう行動を取ります。
これが選ばれるための第一歩です。
なので、まずは、アイディアレベルで箇条書きで良いので、「そのターゲットの人たちが自分と関われることでどうなれるのか?」を書き出してみましょう。
例えば、ダイエットコーチの場合であれば
- じっくりと確実に痩せることができる
- リバウンドはしなくて良くなる
- 健康的な体を手に入れられる
- 理想の体型を手に入れられる
- これまで着たくても着れなかった服が着れるようになる
などですね。
一通り、アイディアを書き出したら、それを抽象化し、一言で表現できるようにします。
例えば、
- 安定した集客の仕組みを構築できる
- 価格競争に巻き込まれなくなる
- リピート率が向上する
- 組織の方向性が一致する
- 従業員満足度がアップする
というアイディアは、抽象化すると「ブランドになる」ことです。
ブランド力を高めれば、上記のアイディアは全て実現できます。
これが抽象化するという作業になります。
2-1-3.専門分野を決める
また、続いては、自分の専門分野を明確にしましょう。
これも最初に、
あなたは何ができる人なのか?
を判断される時によく見られます。
1つの分野に明確に絞られている人はそのままで良いのですが、専門分野が
- グラフィックデザイン
- WEBデザイン
- ブランディング
- WEBマーケティング
など、複数に渡る場合は、メインの専門分野を一つに絞りましょう。
というのも、いきなりプロフィールで、
私は、グラフィックデザイン、WEBデザイン、ブランディング、WEBマーケティングの専門家です。
と、複数の専門分野を羅列されても、処理すべき情報量が多くて、結局、何の専門家か分からず、印象が薄くなるからです。
それだと、1つの分野に絞って
私はグラフィックデザイナーです
と言われた方が、相手の印象に残ります。
チラシや名刺やロゴや紙媒体の販促物を制作する時には、この人に依頼できる可能性があるんだなと思わせることができます。
絞り方としては、どの分野をメインの活動の軸にしたいのかに依ります。
例えば、私の場合は上記の4つの項目に関してが専門分野ですが、「ブランディング」に絞っています。
これが私のメインのテーマであり、他のグラフィックデザイン、WEBデザイン、WEBマーケティングは、ブランディングをするために必要なスキルだと考えているからです。
分類でいうと、強みと考えた方がいいですね。
2-1-4.肩書きを決める
では、続いては、肩書きですね。
肩書きは、ターゲットが最初に、あなたのことを認知した時に、
あなたは何者なのか?
を判別するために見られるので、非常に重要になります。
肩書きをつける時にやらない方が良いのは、独自性のある肩書きを考えることです。
例えば、専門分野がWEBマーケティングで、事業内容がコンサルティングであるにも関わらず
デジタル改革職人
というような肩書きをつけるような場合ですね。
この肩書きは、恐らく、他の誰もつけておらず、差別化に繋がるのではないかと思うかもしれませんが、逆効果です。
まず、あなたが何者なのか認知できなくなりますし、何者かが分からなければ、最初から
この人は怪しい
というレッテルすら貼られてしまいます。
それだったら「WEBマーケティングコンサルタント」の方が良いです。
肩書きを考える際のポイントは、ターゲットが理解できるベーシックな肩書きをつけることです。
肩書きは、あくまでも第一印象を形成する一つの要素なので、変な印象を抱かれなければそれでいいです。
あくまでも、初対面のターゲットの人が、どう思うのかが重要です。
2-2.プロフィールの作成
では、続いては、プロフィールの作成です。
セルフブランディングを実践していくにあたって、絶対に必要になってくるのがプロフィールページです。
プロフィールページはあなたのことを詳細に知ってもらい、信用や信頼を獲得するために作成します。
ブログやSNSなどで情報発信をして、興味を持ってくれた人は、ウェブサイトに訪れ、あなたのプロフィールページを読みに来ます。
そして、プロフィールを読みに来た人に
この人は信用・信頼できそうだ
と、思ってもらうことができて初めて、その先にある商品・サービスに興味を持ってもらうことができます。
どれだけあなたにスキルや実績があったとしても、それをウェブ上で表現しなければ、存在していないのと同じなので、プロフィールページは必ず、準備するようにしましょう。
信用・信頼を獲得するためのプロフィールページの構成は
- プロフィール概要
- ストーリー
の順番で書くことです。
2-2-1.プロフィール概要
プロフィール概要とは、端的にあなたのことが分かる説明のことです。
例えば、私の場合であれば、以下のようなプロフィール概要を使っています。
ブランディングの専門家。一流のデザイナーからグラフィックデザインを学び、フリーランスのデザイナーとして独立。その後、インターネットを活用し、安定した集客モデルと、ブランドを構築し、仕事の依頼が常に2~3ヶ月待ちに。現在は「志のある企業・個人をブランドに」をコンセプトに、デザインとマーケティングの力を使って、個人・企業の規模を問わずに、ブランド構築のサポートを提供している。
このプロフィール概要で盛り込むべきなのは
- 肩書き
- 経歴
- 実績
- コンセプト
- 活動内容
の5つです。
まず、一番最初は、肩書きから始めましょう。
最初に持ってくることによって、あなたが何者なのかを認識することができます。
そして、次に過去の経歴を書いてください。
また、その中で、何か人から信用されるに値する実績があれば、書き込むようにしましょう。
これがあるだけで、プロフィールページを読み進めてくれます。
そして最後に、自分の現在の活動内容を、作成した「ターゲット」と「理想世界」と共に紹介します。
このプロフィール概要はSNSなどのプロフィールなどにも転用できるので、作成したら、積極的に使いましょう。
2-2-2.ストーリー
では、次にストーリーについて。
ストーリーは
- 現在
- 過去
- 未来
という時間軸で、自分のことを紹介し、唯一無二のキャラクターとして認識させるパートになります。
プロフィール概要は、仕事内容、経歴、実績といった情報を端的に伝えることができますが、あなたの価値観や信念といった個性までは詳細に伝えることができません。
書き方としては、まず、自分が繋がりたいと思っているターゲットの人に対して、メッセージを書くことを意識しましょう。
例えば、私のプロフィールの「現在」の書き出しは、このような形にしています。
はじめまして。ブランドクリエイターの中江翔吾(なかえしょうご)と申します。現在、僕は「志のある企業・個人をブランドに」をコンセプトに、コンサルティングやデザイン制作、オンラインサロンなどを運営しています。僕の事業の目的は「ブランド構築」なのですが、コンサルタントとデザイナーという2つの側面があるので、ブランドクリエイターと名乗っています。
まず、書き出しの「現在」のパートでは
- 挨拶
- どんな仕事をしているのか?
- 事業の目的
などを書きましょう。
そして、この次の「過去」のパートでは、
なぜ、今のような目的を持って、活動をすることになったのか?
の経緯について書きます。
この活動の動機を書くというのは、信用・信頼されるためにも非常に重要なパートになります。
人は無意識的に、誰かと接点を作る時に活動の理由を探っています。
それは他人に騙されないための防衛本能かもしれません。
自分の過去のエピソードから、淀みなく、芯の通った理由を伝えることができれば、それだけで信用・信頼されます。
そして、最後の「未来」のパートでは、
過去にこういう経験をしたからこそ、私は今後、○○をしていきたい
という自分の信念や伝えたいメッセージをダメ押しで書くようにしましょう。
2-3.信用の設計
続いては、信用の設計について。
セルフブランディングにおいて、欠かすことができないのが「信用される要素」を設計することです。
どれだけ明確なターゲットを決めても、分かりやす肩書きや、印象的なプロフィール文章を作っても、「信用」を得ることができれなければ、仕事に繋がることはありません。
だから、改めて
何があれば、信用されるのか?
は考えなくてはいけません。
これはあなたがどういうジャンルの仕事をするかによって変わりますが、信用を得るために、共通して必要なのは「実績」です。
例えば、フリーランスのウェブデザイナーの人が、信用され、仕事を獲得するために必要なのは「制作実績」が決定的に重要です。
どんなウェブサイトを作ることができる技術を持っているのかが分からなければ、依頼されることはないのは想像できると思います。
また、仮に過去の制作実績があったとしても、それをブログやホームページに掲載していなければ、「存在してない」のと同じなので、必ず掲載するようにしましょう。
こういう実績がない状態で、情報発信をどれだけ頑張ったとしても、自分の商品・サービスの購入に繋げることは非常に難しいです。
なので、特にスタートアップで、まだ何も実績がないという人は、まずは実績作りに動いた方が良いです。
2-4.情報発信
では、最後に情報発信について。
ブランドイメージを設計し、プロフィールを作成し、信用に値する「実績」も作れたのであれば、後はターゲットとなる人と接点を作るだけになります。
その際に必要なのが、ブログやSNSやメルマガなどのインターネット・メディアによる情報発信です。
インターネット・メディアによる情報発信が軌道に乗ると、営業活動が一切不要になります。
例えば、私自身、現在、コンサルティングやデザイン制作というサービスを販売していますが、これらの依頼は全て、自身のインターネット・メディアから来ており、常に2~3ヶ月待ちの状態が続いています。
これまでリアルの営業活動をしたことは一切ありません。
情報発信が軌道に乗れば、そういう状態を作り出すことができます。
しかも、情報発信を通じて依頼してくる方は、自身の活動の理念や価値観に共感してくれている人だけで、サービス内容や価格にも納得した状態で来てくれるので、非常に良いお客さんばかりです。
では、情報発信をするにあたっては
- 成約メディア
- 集客メディア
- コミュニティメディア
の3つの種類のメディアを構築する必要があります。
2-4-1.成約メディア
まず、成約メディアについて。
成約メディアとは「お問い合わせ」「購入」「来店」などの成約に直接的に繋げるためのメディアのことで、
- ホームページ
- ブログ
- ECサイト
- ランディングページ
- ポータルサイト
などが、これに当たります。
インターネットのメディアは様々ありますが、最終的には、上記のサイトにアクセスを流していき、成約を生んでいくという流れを作る必要があります。
成約メディアは、最初に準備するべきメディアであり、これがなければ成約には結びつきにくいです。
例えば、Twitterだけを運用して、情報発信をしていても、Twitterの性質上、商品・サービスページなどの成約に繋げる固定的なページは準備することができません。
なので、自分の業態に合わせて、成約に結びつけるメディアは最初に準備するようにしましょう。
業種業界によって少し必要なページは変わりますが、
- プロフィール
- 商品・サービス
- お客様の声
- お問い合わせ
などのページは必ず必要になるので、こちらもぜひ準備するようにしましょう。
2-4-2.集客メディア
次に集客メディアについて。
集客メディアとは、自分の存在をまだ認知していない見込み客と、新たな接点を結ぶためのメディアです。
つまり、認知拡大の役割を持ったメディアですね。
具体的には、ブログやSNSなどのメディアがこれにあたります。
セルフブランディングを実践していく上で、集客メディアがなければ、認知の拡大ができないので、こちらも必ず必要になってきます。
まず、重要になってくるのは
どの集客メディアを選択するか?
ということです。
集客メディアの主な選択肢としては
- ブログ
- Youtube
です。
どのメディアで情報発信をしても、認知の拡大はできますが、それぞれ
- 利用者層
- コンテンツ形式
- アクセスが集まる構造
- 求められるスキル
などの特性が違います。
なので、まずは、このメディアの特性を知ることから始め、今の自分にとって相性が良さそうなものを選択することが重要になります。
例えば、いくら自分の業界がYoutubeで集客できる可能性があるといっても、人前で話すことが苦手で仕方がないという人はYoutubeを始めたとしても、成功しにくいです。
他にもブログで集客できる可能性があったとしても、文章を書くことが苦手で仕方ない人は、どれだけ正しいノウハウを知ったとしても、ブログで成功することは難しいのです。
それぞれのメディアの特性については「ブランディングとは?正しい意味と実行4ステップを完全解説」の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
また、集客メディアは、まずは1つだけ選択することが非常に重要です。
というのも、最初から、ブログもYoutubeもInstagramもTwitterもやってしまうと、かけられるエネルギーと時間が分散してしまって、中途半端なメディアしかできないからです。
今は、どのメディアも、多くのプレイヤーが情報発信をしている時代です。
そんな時代で、手抜きの中途半端なメディアを作ったところで、集客していくことは非常に難しいのです。
だから、まずは、1つだけを選択していくことをオススメします。
2-4-3.コミュニティメディア
では、最後にコミュニティメディアについて。
このコミュニティメディアは、集客メディアで、新しく接点を持った人との関係性をより深くし、商品・サービスの購入に繋げていくという役割を持ちます。
具体的には
- LINE
- メルマガ
などが、コミュニティメディアにあたります。
今の時代は、この「関係性構築」が非常に重要になってきています。
というのも、どんな業種業界であれ、
- 専門知識
- スキル
- 実績
- 経験
が豊富なライバルはたくさんいるからです。
例えば、「集客ができない…」という悩みを解決できる、WEB集客コンサルタントは、今の時代、ネットで検索すれば、無数に出てきます。
しかも、専門知識も、スキルも、実績も、経験もある人が多数出てくると思います。
恐らく、究極的には誰に頼んでも、問題を解決できると思います。
そんな中で、選ばれるためには、関係性が近いことが非常に重要なのです。
同程度の専門知識、スキル、実績、経験を持っているのであれば、全く知らない人に頼むよりも、関係性が深い親友に頼むでしょう。
コミュニティメディアの役割は、まさに親友のように、深い関係性を作ることです。
コミュニティメディアにおける関係性の構築は
- 動画
- 音声
- 文章
などのコンテンツ配信を通じて行われます。
例えば、ダイエットコーチが、コミュニティメディアとしてLINEを配信していくとします。
ブログやSNSで情報発信をして、その中の一定数は、発信者に興味を持って、LINEに登録してくれるようになります。
LINEに登録すると
- 痩せない原因
- 効果的なダイエット方法
- 体型が美しくなる運動方法
- ダイエットの成功事例
など、見込み客が興味を持って、学べる動画コンテンツが配信されます。
ここで配信するコンテンツが、登録した読者がまさに知りたいものであり、役に立つものであれば、あなたのことを信用するようになり、関係性が深くなっていきます。
そうすると、いざダイエットコーチを誰かに依頼するとなったタイミングで
ダイエットと言えば、○○さんしかいない
という思考回路になるのです。
消費者は、何か商品・サービスの選択をする際に、世の中にある全ての選択肢を考慮して、比較検討できる訳ではありません。
あくまでも、そのタイミングで頭の中に、思いつくものの中から選択するのです。
しかも、その中でも、関係性が近くて、信用度が高いものが選ばれます。
だから、コミュニティメディアは、セルフブランディングにおいて非常に重要な要素になります。
3.セルフブランディングに取り組もうと思っている全ての方へ
今回の記事では、セルフブランディングに関する知識を様々な角度でお伝えしました。
セルフブランディングは、組織に所属せず、フリーランスとして活動して、生き残っていくためには必ず必要になってきます。
セルフブランディングを実践する際に、今回の記事が少しでも参考になると幸いです。
また、ここまで読んで頂いたあなたにだけ、「高単価でも競合が増えても選ばれ続けるNo.1ブランドの作り方」について解説した「WEBセミナー」を無料でプレゼントしています。
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再び、セルフブランディングについて理解する(本ページ上部に移動する)